生きもの図鑑:サンゴ
テーブル状ミドリイシ【緑石】のなかま
刺胞動物門 花虫綱 六放サンゴ亜綱 イシサンゴ目 ミドリイシ科 ミドリイシ属の複数種
クシハダミドリイシ。たぶん。直径3mを超える巨大な群体。
下地島南沖 水深5m 2005/11/12。
クシハダミドリイシ。たぶん。群体縁辺付近のクローズアップ。
宮古島吉野 水深1.5m 2014/10/23。
ハナバチミドリイシ。たぶん。ポリプが触手を伸ばしているところ。
伊良部島佐和田の浜沖 水深2m 2014/11/23。
観察会を行うような浅瀬で直径が1mを超えることはまれですが、5~20cmくらいの群体を時折見かけます。写真1は直径が3mを超える、非常に大きな群体です。直径が1mになるまで10年程度、2mになるまで15年以上かかるといわれていますので、3mともなると、20年以上でしょうか?
近づいてみると、太さが5mmに満たない細い枝が密集しています。そしてポリプは1mmくらい。直径が3mもの群体になると、ポリプは一体いくつあるのでしょう?
テーブル状ミドリイシとして代表的な種類には、クシハダミドリイシ、ハナバチミドリイシがあります。なおクシハダミドリイシには、遺伝的に異なる複数の種が含まれていると考えられていて、これがきちんと区別することが難しいため、専門的には「クシハダミドリイシ種複合体」と呼ばれています。
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