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生きもの図鑑:サンゴ

キクメイシ【菊目石】のなかま
刺胞動物門 花虫綱 六放サンゴ亜綱 イシサンゴ目 サザナミサンゴ科の複数属

シナキクメイシ(たぶん)。宮古島吉野 水深1m 2007/01/06。


オオマルキクメイシ(たぶん)。宮古島新城 水深1mくらい 2007/04/21。


ウスチャキクメイシ。八重干瀬 水深7m 2016/06/19; 撮影 松本尚。


キクメイシ属の一種。夜間、触手を大きく広げているところ。
宮古島上野 潮間帯 2004/12/26。

塊状~球状の群体をつくります。ポリプ(個体)は比較的大きく、5mm~1cmくらいのものが多いです。その配列が菊の目状なので、キクメイシの名前が付いています。干出しても良く粘液を分泌するため保水力が強いようで、ほかのサンゴが生育しにくい潮間帯でもよく小群体を見ることができます。

近年、遺伝的な研究が進み、これまでキクメイシ科として扱われていたグループは、見た目がかなり異なるイボサンゴやウミバラなどと一緒に、サザナミサンゴ科という非常の大きなグループに統合されました。サザナミサンゴ科といっても形態的にも生態的にも多様性が非常に高いため、統合前、キクメイシ科だったサンゴ(ポリプが大きく菊の目状に配列し、塊状~球状群体をつくる典型的なグループ)は「旧キクメイシ科」と総称されることがあります。

旧キクメイシ科の代表的な種には、キクメイシ、カメノコキクメイシ、マルキクメイシなどがあります。


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