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生きもの図鑑:サンゴ

クサビライシ【茸石】のなかま
刺胞動物門 花虫綱 六放サンゴ亜綱 イシサンゴ目 クサビライシ科

シタサザラクサビライシ。宮古島狩俣 水深2m 2022/05/25; 撮影 島田剛。


手前の1つはノコギリクサビライシ、奥の2つはヘルメットイシ(たぶん)。
宮古島新城 水深1m 2008/05/31。


クサビライシ科の一種。一つのサンゴ礫に5個体の幼体が付いている。
宮古島新城 2006/02/07。

「くさびら」とはキノコのこと。クサビライシのなかまは、キノコのような形が基本形。円盤形または楕円形の体で、真ん中の大きめの溝が口、放射状の溝の間に触手が格納されています。最初から円盤形をしているのではなく、幼体の時はまさしくキノコのような形をしています(写真3枚目)。成長すると、傘の部分がぽろりと落ちて円盤形になり、残った柄は再度成長して新たな傘をつくります(違うパターンの種も多い)。

近年、遺伝的な研究が進み、クサビライシ科としてまとめられるグループには、これまで別グループとされていたキノコ型ではない種類も含まれるようになっています。キノコ型のクサビライシの代表的な種には、クサビライシ、ナミクサビライシ、マンジュウイシ、ノコギリクサビライシなどがあります。


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