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生きもの図鑑:サンゴ

シコロサンゴ【錏珊瑚】のなかま
刺胞動物門 花虫綱 六放サンゴ亜綱 イシサンゴ目 ヒラフキサンゴ科 シコロサンゴ属の複数種

シコロサンゴ。宮古島上野 タイドプール内 2002/12/22。


サオトメシコロサンゴ。宮古島真謝 水深1m 2006/08/11。


サオトメシコロサンゴ。宮古島新城 水深1m 2007/04/21。

シコロサンゴのなかまは、板状が基本形で、柱のようになる種や被覆状になる種もあります。多くの種では、大きくなると全体としては半球状の群体になります。「シコロ」とは鎧兜の、首筋をガードする板状のパーツ「錏(しころ)」のことです。このサンゴに和名を付けた人は、日本史あるいは古武具好きだったんでしょうか。

3枚目の写真は、典型的なシコロサンゴの表面パターン(ポリプの配列パターン)です。放射状に伸びる細かい筋が見られ、ポリプは*マークのようなポ部分で、そこから長く伸びる筋が縦に連結しています。

新城、吉野海岸などでは、水深1m前後の浅瀬ではサオトメシコロサンゴを普通に見ることができます。

代表的な種には、シコロサンゴ、サオトメシコロサンゴ、ハマシコロサンゴなどがあります。ハマシコロサンゴは、まれに直径が5mを超える巨大な群体に成長することがあります。


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