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生きもの図鑑:サンゴ

枝状ハマサンゴ【浜珊瑚】のなかま
刺胞動物門 花虫綱 六放サンゴ亜綱 イシサンゴ目 ハマサンゴ科 ハマサンゴ属の複数種

枝状ハマサンゴの一種。たぶんユビエダハマサンゴ。宮古島吉野 水深2m 2003/07/27。


枝状ハマサンゴの一種。宮古島新城 水深2m 2015/10/11。


枝状ハマサンゴの一種。宮古島東平安名崎 水深10mくらい 2010/08/21。

太さ3~5cmぐらいの枝を短く伸ばします。色は灰褐色が多いです。大きく成長すると半球形や山のように大きくなります。浅瀬では、水面を超えてまで成長することができないため、高さが干潮潮位まで成長すると群体上部が死んで、横方向だけに成長し続けます。その結果、群体の形は切り株のようになります(写真2枚目)。この形は、小さな環礁(アトール)に似ていることから、マイクロアトールと呼ばれます。表面をよく見ると直径1mmほどの小さなポリプ(サンゴ虫)が短い触手を出しているのが観察できます(写真3枚目)。指で触ると触手が引っ込み、白っぽい表面が薄褐色に変わるのが分かります。宮古島の新城海岸や吉野海岸、下地島のカヤッファなどで多く見られます。

枝状ハマサンゴの代表的な種には、ユビエダハマサンゴ、アミメハマサンゴ、ベルベットエダハマサンゴなどがあります。


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