生きもの図鑑:エビ・カニなど
カノコオウギガニ【鹿の子扇蟹】
節足動物門 軟甲綱 十脚目 オウギガニ科
カノコオウギガニ。2009/04/12 池間島 岩礁潮間帯。
カノコオウギガニ。なぜかラッパモク(海藻)の切れ端を抱えている。
宮古島長間 潮間帯 2009/05/09。
甲幅は3~5cm程度。まだらな茶褐色です。甲やはさみ脚には小さなイボが多数あり、「鹿の子模様」を連想させることが、名前の由来ではないでしょうか。岩礁的な環境にすんでいて、潮間帯の観察会でも、ふつうに見られます。
一般的にオウギガニのなかまは、食中毒を引き起こす物質を体内に蓄積します、本種については、有毒であるとする資料もありますが、食用になるとする資料もあります。池間島では、これをたくさん集めて潰してゆでた料理「カントーフ(カニ豆腐)」があるそうです。
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