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生きもの図鑑:エビ・カニなど

ソデカラッパ【袖カラッパ】
(カラッパは Calappa 属のカタカナ読みで、インドネシア語の「ヤシの実」に由来する)
節足動物門 軟甲綱 十脚目 カラッパ科

ソデカラッパ。グローブをつけた手のひらに載せて撮影。
下地島佐和田の浜 潮間帯 2015/05/31。


上の写真と同じ個体。おなかにオレンジ色の卵が見える。
右のハサミ(写真の左側)の根元には、突起がついている。


砂の中に潜ろうとしているソデカラッパ。宮古島上野 潮間帯の潮だまり 2005/10/16。


砂に潜るソデカラッパ。下地島佐和田の浜 潮間帯 2015/06/14。

このカニは、ふだん砂の中にもぐっています。こうらの幅は5~7cmぐらい。カラッパのなかまは甲羅の背中がお椀状に広がり、自分の脚をガードします。いわゆるはさみ脚の部分も前面をガードするように平べったくなっています。右のハサミ脚の付け根に大きめの突起が付いています。この突起を貝殻の縁にかけて、缶切りのてこの原理で、固い貝殻を割ることができそうです。左にはありません。つまり右利き?それとも巻貝には右巻きが多いから?

つかまえたカラッパを砂地に逃がしてやると、体をもぞもぞと動かしながらあっという間に砂の中にもぐってしまいます。いったん目を離すと、もうどこにいるのか分からなくなってしまいます。


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