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生きもの図鑑:そのほかのいろんな生きもの

イバラカンザシゴカイ【荊簪沙蚕】
環形動物門 多毛綱 ケヤリムシ目

塊状ハマサンゴの表面に一対の鰓冠(さいかん)を出すイバラカンザシゴカイ。
下側に伸びているのは、ふた。オレンジ+白+茶色の個体。宮古島吉野 水深1m 2007/01/06。


白+水色+オレンジ色の個体。宮古島吉野 2003/06/13。


枝状ハマサンゴの先端に棲む個体。白+茶色。宮古島新城 2007/05/27。

イバラカンザシゴカイは、単にイバラカンザシとも呼ばれます。名前のとおりゴカイのなかまですが、本体は、サンゴ(主にハマサンゴ)の骨格の中に埋没させた棲管(せいかん)の中に隠れていて、見えるのはエラがらせん状になった一対の鰓冠(さいかん)とフタだけです。鰓冠をつかって流れてくる有機物のかけらを集めて食べます。鰓冠の色はバリエーションに富んでいて、とてもきれいです。身の危険を感じると、一瞬で棲管の中に引っ込み、フタをしてしてしまいます。


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