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生きもの図鑑:海藻・海草・海浜植物

ベニアマモ【紅甘藻】
被子植物門 トクサ綱 オモダカ目 ベニアマモ科(シオニラ科)
環境省RL2020準絶滅危惧(NT)

ベニアマモ。来間島 浅瀬 2022/04/16。


地下茎は、茎と茎の間に節がない。下地島佐和田の浜 浅瀬 2019/09/01。


葉の先端は丸い。葉脈は9~15本。来間島 浅瀬 2022/04/16。

海草(うみくさ)は、進化の過程でいったん陸上に進出した植物が海に戻ったものです。海藻(かいそう)と異なり、根・茎・葉がしっかり分化していて、花も咲かせ、種もつけます。ベニアマモは、幅5mm弱、葉の長さが5~20cmほどの中型海草です。葉は比較的まっすぐ伸び、砂地の中に地下茎を横に伸ばします。

海草には生態系上、いくつもの役割があります。
①長い葉を伸ばすアマモ類は、アオウミガメやジュゴンなどの餌となります。
②海草の表面には微細藻類が生え、それを小型の貝類やエビ・カニが餌とします。
③小さな魚やエビ・カニなどのかくれ場となります。
④砂地に根や地下茎を伸ばすことから、砂が流されず、海底地形が安定します。


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