Home > 生きもの図鑑 > 海藻・海草・海浜植物 > ガラガラ

生きもの図鑑:海藻・海草・海浜植物

ガラガラ
紅色植物門 紅藻綱 ウミゾウメン目 ガラガラ科

ガラガラ。宮古島下崎 水深2m 2006/06/24。


上の写真の拡大。細い円筒形の体が枝分かれしている。宮古島下崎 水深2m 2006/06/24。


枯死したガラガラ。石灰分が残り真っ白。宮古島狩俣 打ち上げ物 2007/03/21。

赤い房状の海藻です。直径1~2mmくらいの円筒形の体が枝分かれを繰り返して、5~10cmほどの大きさになります。枯死すると形を保ったまま赤い色がなくなり、白い毛玉や糸くずのような姿になります。これは体内に石灰分を多く含むためで、石灰藻(せっかいそう)とも呼ばれます。指先ですりつぶすと、石灰の粉になります。死後残された石灰は、いずれサンゴ礁の砂となり、固められてサンゴ礁の岩盤になります。ガラガラが残す石灰は、サンゴ礁石灰岩の材料になるので、造礁生物(ぞうしょうせいぶつ)としての役割があります。枯死したものは海岸などによく打ち上がっているのがみられます。


Home > 生きもの図鑑 > 海藻・海草・海浜植物 > ガラガラ

inserted by FC2 system