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生きもの図鑑:海藻・海草・海浜植物

サボテングサ【仙人掌草】
緑色綱 ハネモ目 ハゴロモ科

岩陰からぶら下がるように生育するサボテングサ。宮古島下崎 水深1m 2002/05/06。


枯死したサボテングサ。石灰分が白く残っている。宮古島狩俣 打上物 2007/03/21。

上の写真は生体。下は枯死して打ち上がったものです。幅5mm~1cmほどの円状の薄い葉体が長くつながり、房になります。まさしくサボテンのようです。体に多くの石灰分を含むので石灰藻と呼ばれ、触ると少し硬い感じがします。死んだ部分は緑の色素が抜けて、石灰の白色が目立つようになります。死後残された石灰分は、いずれサンゴ礁の砂となり、固められてサンゴ礁の岩盤になります。サボテングサはサンゴ礁を形作る作用をもつことから、造礁生物(ぞうしょうせいぶつ)といわれます。


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