生きもの図鑑:イソギンチャク・クラゲなど
ハナブサイソギンチャク【花房磯巾着】
刺胞動物門 花虫綱 六放サンゴ亜綱 イソギンチャク目 ハナブサイソギンチャク科
ハナブサイソギンチャク。手前の黒いものは15cm定規。宮古島新城 水深1m 2017/07/23。
ハナブサイソギンチャク。触手の先端の形は「もみ殻」のようと形容される。
宮古島新城 水深1m 2017/07/23。
ハナブサイソギンチャク。夜間、触手を広げているところ。
宮古島新城 水深2m 2007/06/01。
砂地に住むイソギンチャク。触手の先端は丸っこくて、よく「籾殻(もみがら)」のようと表現されます(写真2枚目)。夜には触手を良く開くので、雰囲気がずいぶんと変わり、上から見た直径は30cmを超えます。このイソギンチャクは体の半分を砂の中に入れていて、長い棒などで突っつくと、一瞬で全身を縮めて砂の中に隠れてしまいます。あっという間ですよ。
ただし、ハナブサイソギンチャクは、刺胞毒が強烈です。触れると、毒の強いクラゲにやられたのと同じように、強く痛みます。また呼吸困難に陥ることもあるようです。波打ち際の、水深1m未満の砂地にもいることがあるので注意が必要です。
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