生きもの図鑑:おさかな
クロウミウマ【黒海馬】
脊索動物門 条鰭綱 ヨウジウオ目 ヨウジウオ科
環境省RL絶滅危惧Ⅱ類(VU) / ワシントン条約付属書II(タツノオトシゴ属全種)
クロウミウマ。下地島佐和田 水深0.5m 2015/05/31。
クロウミウマ。腹部のスリット状の部分が育児嚢(いくじのう)の入り口。
下地島佐和田 水深0.5m 2015/05/31。
去って行くクロウミウマ。
大型のタツノオトシゴのなかまで、体長25cmぐらいになるそうです。写真の個体は、尾をまっすぐ伸ばせば、余裕で15cm以上ありそうです。よく似た種として、さらに大きくなるオオウミウマ(30cm)がいます。ただサイズで区別できないようで、尾輪数(尾部の節の数)が
34~38 → クロウミウマ
39~41 → オオウミウマ
となるそうです。写真を凝視して、それっぽい部分数えると34ぐらいに見えるので、たぶん、クロウミウマ…かな、と。
結構大きいのですが、泳ぐ姿は、流されていく木片のようです。タツノオトシゴのなかまは、オスのおなかに育児嚢(いくじのう)があり、メスが産んだ卵を収容して、稚魚になるまで保育することが知られています。写真の個体には、育児嚢の入り口が見えていますので、オスです。しかも微妙に膨らんでいるような気がします。子持ちだったかも。
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