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生きもの図鑑:おさかな

オニオコゼ【鬼虎魚】
脊索動物門 条鰭綱 カサゴ目 フサカサゴ科

オニオコゼ。撮影のためにハマサンゴの上に移動させた。
見やすくするため周囲にシャドーをかけてある。宮古島新城 水深1.5m 2009/08/03。


オニオコゼ。上の写真と同一個体。観察のため水槽に一時収容。観察後、リリース。

オニオコゼは、赤褐色系のまだら模様で、体表にいぼ状・房状の突起があり、全体の見た目が岩によく似ています。泳ぎ回ることをせず、海底でじっと動かずに潜んでいます。擬態レベルが高く、エサとなる小魚が気づかずに目の前に来た瞬間、大きな口を開けて水ごと吸い込んで食べてしまいます。

行動は待ち伏せを基本としているためか、人間が近づいても動きません。そのため、容易に捕まえることもできますが、そこにオニカサゴがいると気づかずに踏んだり、触ったりすると大変です。背ビレには毒腺があり、刺されると猛毒のために激しく痛みます。重症の場合、呼吸困難や心臓衰弱に陥ることもあるので、厳重な注意が必要です。

浅瀬の観察会では、オニオコゼのほか、ニライカサゴやフサカサゴが観察された例があります。


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